ジェイル_ワールド

意外と知らない!? 日本の刑務所の実態

世界の刑務所事情や国際的なGAP

拘禁刑とは、受刑者を刑務所に入れ、その自由を奪うということを意味しますが、自由を奪うというそのこと自体が、とても大きな苦痛をもたらします。拘禁刑は、それ以上の苦痛を加えること(=懲らしめ)を目的とするものではありません。それだけではなく、自由を奪われることによって、受刑者は、社会との関係を断たれてしまいがちです。もともと、家族や地域のなかで良好な人間関係を結べていなかった人たちが、ただ刑務所に閉じ込められていたとすれば、たとえ定められた刑期を終えても、ほんとうの意味で社会に復帰していくことは、難しくなるばかりです。ですから、刑務所では、それぞれの受刑者が抱えている問題点を克服し、社会復帰に役立つプログラム提供し、彼らの社会復帰を助ける必要があるのです。

そのため、ヨーロッパでは

一般的に、受刑者の社会復帰のためのコースが日本と比べて格段に充実しています。NGOのスタッフが刑務所の中にオフィスを構えてサービスを提供したりしています。また、施設外とのコンタクトをとることはとても重要なので、面会や手紙のほか、電話による通信もごく普通のことです。日本のように、家族や友人との面会に原則として職員が立ち会うようなことは、ありません。通常は、広い面会スペースに何組ものグループが面会ができるようにテーブルが並び、職員はその様子を少し離れた所から監視するだけです。また、施設内の生活が、出所後の社会での生活とかけ離れたものとならないよう、居室に持てる物品も日本と比べるとはるかに幅広く自由ですし、事細かく規則で行動が規制されることもありません。受刑者の自主性を奪い、規則でがんじがらめにすることは、施設に収容されている間の「事なかれ主義」には好都合かもしれませんが、将来の社会復帰を考えると、決して受刑者本人のためになることではありません。


フィンランドのスオメンリンナ開放刑務所。

高い塀はなく、訪問時は門さえ閉められていなかった。それでも受刑者が施設外に出るときは、所定の手続きを経なければならないため、こうした緩やかなセキュリティが、彼らに対する心理的機制として働いている。

フィンランドのスオメンリンナ開放刑務所

開放刑務所のサウナ。

居室の様子。

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