NEWS一覧

シンポジウム開催!「受刑者の社会復帰を阻む高い壁~満期出所者を中心に~」

 
日付:  2012-12-16
 

昨今、受刑者が仮釈放を得られる率は50%を下回り、半分以上の受刑者が刑期満了まで刑務所で過ごすことを余儀なくされています。刑期を満了して出所する受刑者には、刑務所の壁を越えても、社会の見えない高い壁があります。出所後に支援を全く受けられず、適切な福祉に関する知識がないことが重なり、住居、仕事の確保など、社会生活の基礎となる環境を整えることができない人が多くいます。また、刑務所出所者に対する社会的な差別が根強く、より社会復帰を難しくしている現実があります。

本企画では、刑務所で刑期満了まで過ごした出所者にとって、社会の中にどのような問題があるのかを掘り下げ、受刑者支援団体と生活困窮者支援団体との具体的連携のあり方を模索します。みなさまふるってご参加ください。

詳しくはこちら

【報告】第2回国連普遍的定期審査-問われる日本の人権感覚-

 
日付:  2012-12-10
 

10月31日,国連人権理事会作業部会において,第2回目となる日本の人権状況に対する審査が行われた。2008年の第1回審査では42カ国が意見を述べ,死刑の廃止・執行停止や自白強要の防止措置,代用監獄制度の見直しなどの勧告がなされたが,日本政府(自民党政権)はこれらのいずれについても勧告の受け入れを拒否した。今回の審査では,前回受け入れを拒絶したテーマについて,日本政府(民主党政権)がどのような立場を表明するのか,そして各国からは,改めて勧告がなされるのか,なされるとしてその内容や勧告する国の増減如何が注目された(なお,監獄人権センターは事前に国際人権連盟(FIDH)と共同でレポートを提出し,各国政府に勧告に向けた働きかけを行っていた)。
 
前回同様,個別課題の中で最も多くの勧告が集中したのは死刑である。9か国が死刑制度に関する勧告を行った前回と比べ,勧告数が大幅に増加した上に内容も多岐にわたり,より具体的となった。すなわち,自由権規約第2選択議定書(いわゆる死刑廃止条約)の批准を求めたのが5か国,死刑の廃止または執行停止を求めたのが19か国,死刑確定者処遇の改善を求めたのが3か国,死刑判決に対する必要的上訴の導入を求めたのが2か国で,計24カ国(複数勧告を行う国があるため国の総数は勧告総数を下回る)である。死刑の廃止または執行停止を求める勧告では,あわせて国民的議論を求める意見が数多く出されたが,これは日弁連の立場(死刑廃止について全社会的議論を求める)をも踏まえて各国が勧告内容を熟慮し,かつ足並みを揃えた結果である。

  これに対して日本政府は,国民の多数が,極めて凶悪な犯罪に対しては死刑もやむを得ないと考えており、そうした犯罪が後を絶たないため,「死刑を直ちに廃止することは適当ではない」と表明した。基本的には前回と同様の説明であるが,前回は単に「死刑を廃止することは適当ではない」と述べており,「直ちに」との文言が付加されている点が注目される(なお同様の表現を本年3月29日の執行後に野田首相(当時)が行っている)。また,死刑執行停止(モラトリアム)についても,国民の多数が死刑はやむを得ないと考え,かつ死刑判決の執行は公平になされるべきだとして,「適当ではない」と述べた。前回は,国連総会によるモラトリアム決議について「支持できない」とし,「日本は死刑の執行停止も廃止も検討しない」と明言したのに比べれば,表現としてはやや和らいだといえる。他方で,死刑確定者の昼夜単独室処遇については「心情の安定」を確保するための措置であって「人権侵害ではない」と言い切った。
 
勧告を受けた日本政府は,遅くとも来年3月の第22回会期までに,勧告を検討し,受け入れるか否かを表明することとなる。果たして総選挙後の新しい政府がどのような態度をとるのか,今後は勧告の受け入れに向け政府に働きかけていく必要がある。
 
○第二選択議定書 5か国
ハンガリー,ルワンダ,スイス,ウルグアイ,オーストリア

○死刑廃止又は執行停止 19か国
ナミビア,オランダ,ノルウェー,アルゼンチン,オーストラリア,メキシコ,イタリア,アイルランド,ドイツ,フランス,フィンランド,ポルトガル,スロバキア,スロベニア,スペイン,スイス,トルコ,イギリス,オーストリア

○死刑確定者処遇 3か国
ベルギー,イタリア,ハンガリー

○死刑判決に対する必要的上訴 2か国
ベルギー,オーストリア

(田鎖麻衣子)

監獄人権センターのレポート全文(英語、PDF)

電話相談受付日の変更について(2012年12月~1月)

 
日付:  2012-12-05
 

通常、月、木、金曜日午後1時より5時までの時間帯で電話相談を受け付けておりますが、以下の通り、電話相談受付をお休みいたしますので、ご了承ください。

●12月6日(木)
●12月27日(木)~1月4日(金)

ご不便をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

「取調べの全過程の録音・録画を求める要請書」発表

 
日付:  2012-11-07
 

2012年11月7日、監獄人権センターも呼びかけ団体として参加する取調べの可視化を求める市民団体連絡会は、取調べの可視化を求める市民集会「一部録画は『可視化』じゃない ~えん罪自白を“体感”する~」の開催に合わせ、法制審議会「新時代の刑事司法制度特別部会」部会長宛に「取調べの全過程の録音・録画を求める要請書」を発表しました。

詳しくはこちら

【会員・ボランティア限定企画】プリズンウォーク

 
日付:  2012-11-03
 

 日ごろ、市民が刑事施設を訪れる機会は一般参観に限られています。一般参観は平日にしか行われ ないため、平日の日中に時間が取れない方はなかなか参加できません。しかし、週末でも刑事施設を訪問できる数少ない機会として、刑務所の“文化祭”があります。11月3日には府中刑務所で開催される予定です。そこで、CPR会員やボランティアの皆さんと一緒に、この府中刑務所文化祭に参加し、施設周辺を散策する企画を立ててみました。この機会に、刑事施設への理解を深めつつ、 会員・ボランティア相互の交流を深めていただければ幸いです。

詳しくはこちら

9月27日付死刑執行抗議声明「滝実法務大臣による死刑執行に抗議する」

 
日付:  2012-09-27
 

2012年9月27日、NPO法人監獄人権センターは滝実法務大臣による2名に対する死刑執行を受け、抗議声明「滝実法務大臣による死刑執行に抗議する」を発表いたしました。

詳しくはこちら

8月3日の死刑執行に抗議する緊急・院内集会

 
日付:  2012-08-23
 

滝実法務大臣は8月3日、2名の死刑を執行しました。今回の執行への抗議集会は、こうした問題を、死刑の執行や死刑囚 処遇に関与する政府関係者に強くアピールすべく、敢えて院内集会として開催することにしました。ぜひ、ご出席ください。

詳しくはこちら

死刑執行抗議声明「滝実法務大臣による死刑執行に抗議する」

 
日付:  2012-08-03
 

2012年8月3日、NPO法人監獄人権センターは滝実法務大臣による2名に対する死刑執行を受け、抗議声明「滝実法務大臣による死刑執行に抗議する」を発表いたしました。

また、2012年8月8日、同じく執行に抗議する他団体とともに滝法務大臣に面会し、声明を提出、死刑執行停止の要請を行いました。

詳しくはこちら

電話相談受付日の変更について(2012年7月~8月)

 
日付:  2012-07-26
 

通常、月、木、金曜日午後1時より5時までの時間帯で電話相談を受け付けておりますが、2012年7月~8月については以下の通り、電話相談受付をお休みいたしますので、ご了承ください。

●7月:27日(金)、30日(月)

●8月:13日(月)、16日(木)

留守番電話にご連絡先、お名前をお残し頂ければ後日こちらよりご連絡いたします。

ご不便をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

WEBアクション 国際人権連盟副代表アレス・ブリアスキ氏に自由を!

 
日付:  2012-06-26
 

2011年8月4日、国際人権連盟(fidh)副代表で、ベラルーシの人権団体ビアスナ(Viasna)代表のアレス・ブリアスキ氏が、脱税の容疑でベラルーシ税務当局に逮捕、拘禁されました。

ベラルーシの税法が「個人」の収入を課税対象にしているにも関わらず、税務当局が問題としている資金が、明確な使途をもって充当されたビアスナの団体資金であったこと、また、ビアスナが、ベラルーシで最も活発な人権団体の一つであることから、人権活動に対する弾圧であることは明らかです。


監獄人権センターでは、アレス氏救済のため、fidhのキャンペーンに賛同しています。

キャンペーンでは、WEB署名、メール、FAX、郵送による署名を広く呼びかけています。皆様のご協力をお願いいたします。

*fidhは、フランスに本部を置き、世界中の164団体が参加している、国連協議資格を有する国際人権組織です。監獄人権センターは、WCADP(世界死刑廃止連盟)においてfidhと共に活動し、またfidhによる日本の死刑制度に関する調査活動(2008年7-8月)をコーディネート、さらに2008年の自由権規約人権委員会による審査にはfidhの援助でスタッフを現地に派遣するなど、相互の協力関係を築いてきた経緯があります。2010年4月に行われたfidhの総会で、日本の団体としては初めてコレスポンダント・メンバー(fidhの総会において議決権はありませんが、協議資格を有するメンバー)として承認されました。

事件概要

2011年8月4日、アレス・ブリアスキ氏(ベラルーシの人権団体ビアスナ(Viasna)代表、国際人権連盟(fidh)副代表)が、「脱税」によりベラルーシ税務当局に逮捕、拘禁された。ベラルーシで最も活発な人権団体の一つであるビアスナのリーダーであることから、17年間続く独裁政権にとって、アレス・ブリアスキ氏の拘禁は不可避なものであったと考えられる。

2011年11月24日にミンスクの地方裁判所は4年半の拘禁刑、ビアスナが使っている建物を含む財産の没収、罰金を言い渡した。2012年1月24日にその判決は確定し、2月28日に刑の執行のために移送された。アレス・ブリアスキ氏は残り4年の刑期の間拘禁されなければならない。

事件の背景情報

アレス・ブリアスキ氏の逮捕は人権活動に対する弾圧であることは明白であると考えられ、彼の逮捕には不自然な点もある。

2003年、ベラルーシ最高裁は人権団体ビアスナを廃止する決定をした。しかし、アレス氏と同僚たちはビアスナの活動を秘密裏に行う事はなかった。ビアスナは15年間の活動により何千人ものベラルーシ人を助け、過去や現在の政治的な拘禁や失踪被害者の友人や家族の証言の手助けも行ってきた。政府からの厳しい弾圧を受けても、その援助は変わることなく行われてきた。2011年夏にはベラルーシ全土で「無言」のデモンストレーションとして資金提供が行われた。

これに対し政府は、「無言」の抵抗(資金提供)は国家の経済危機のさなかに国家レジームとの社会不適合を高めるものであるという明確な主張を持っていたため、事務所やアレス氏の住居への捜索で財務関係資料をことさらに収集した。政府は、政治的弾圧の被害者に対する実質的な支援を提供する団体を消すことに躍起になっていた。

2010年12月19日、警察や軍が事務所やアレス氏の住居を執拗に捜査した。その直後にアレス氏は拘束された。それに加え、メディアによってアレス氏とビアスナに対する大規模なネガティブキャンペーンが行われるようになった。キャンペーンではビアスナが反体制であると強調された。アレス氏はEUに対してルカシェンコ大統領体制下で繰り返される明白な人権侵害に対するより厳しい制裁を要求し、これが大統領と国営テレビの反感を買い、アレス氏の逮捕は時間の問題となっていった。

ベラルーシ政府は用意周到に団体や資金提供者への弾圧を進めた。2011年2月、国家検察庁からの文書通達で刑法193条1項によりアレス氏の未登録団体の代表としての活動が違法であると通達された。

しかし、この刑法193条1項の罪よりも国家にとってメリットのある明らかに政治的な手段として「脱税」罪が取られたのである。警察や軍は、隣国のリトアニアやポーランドの援助を受けて「脱税」の罪をアレス氏に打ち立ててきたのである。しかし、ベラルーシ政府は即座にアレス氏に対する刑事手続きを始めることができたにもかかわらず、それをしなかった。ベラルーシ政府がアレス氏に対して、彼が国外移住することで刑事罰を回避して問題を解決することを望んでいたのは明らかである。しかし、アレス氏は決して彼がベラルーシを去ることはないと述べている。

税法が「個人の」収入を課税対象と規定していることで、税務当局は難しい問題に直面している。実際にはこの資金は明確な使途をもって充当される資金源によって賄われており、ビアスナの団体資金がアレス氏の個人収入とは到底認められないことは確固たる証拠がある。

ご協力ください!

fidhでは以下の通り、キャンペーンを展開しています。是非ご協力ください。

ベラルーシ当局に以下のことを求めてください。

1.恣意的な拘禁で、人権活動への単なる制裁であると考えられるため、即時、無条件にアレス・ブリアスキ氏を釈放してください。

2.アレス・ブリアスキ氏に対する、司法レベルのものを含めて、いかなる嫌がらせも止め、従来のものと同様に追加の罰金に関する決定を取り消して下さい。

3.アレス・ブリアスキ氏の心身の保全を保障して下さい。

4.国際基準及びベラルーシ共和国が批准した国際法規と同様に、1998年12月9日に国際連合総会で採択された「人権擁護者のための国連宣言」の規定を順守して下さい。

署名送付先

・メール、FAX、郵送

Addresses:
• President Alexander Lukashenko, Fax : + 375 172 26 06 10 or + 375 172 22 38 72, Email: contact@president.gov.by
bull; Head of the Administration of the President of Belarus, Mr. Vladimir Vladimirovich Makei, Fax: + 375 17 226-06-10 • General Prosecutor, Grigory Alekseevich Vasilevich, Fax: + 375 17 226 42 52
• Minister of Justice of Belarus, Mr. Viktor Grigorevich Golovanov, Email: kanc@minjust.by
• Permanent Mission of Belarus to the United Nations in Geneva, Fax: +41 22 748 24 51.
Email: mission.belarus@ties.itu.int
• Embassy of Belarus in Brussels, Fax : + 32 2.340.02.87, Email : embbel@skynet.be

在日ベラルーシ共和国大使館
住所:〒108-0072 東京都港区白金4-14-12
Tel.:03-3448-1623, 03-3448-1639
Fax: 03-3448-1624
特命全権大使 セルゲイ・ラフマノフ 氏

・WEB署名

fidhのWEBサイト内
※署名欄には個人情報記入欄がありますが、個人情報の記入に抵抗のある方は姓(Surname)、名(Name)、国(Country)、都道府県(City)、Eメール(E-mail)を記入して “Sign”(署名)ボタンを押してください。
http://freeales.spring96.org/en

・サンプルレター

Your Excellency,
I am writing to express my grave concern on the sentence imposed on Mr. Ales Bialiatski who was arrested on August 4, 2011 by the police representative of the Department of Financial Investigations on charges of tax evasion.
I would like to urge you to immediately and unconditionally release Mr. Ales Bialiatski since his detention is arbitrary as it seems to merely sanction his human rights activities; put an end to any kind of harassment - including at the judicial level - against Mr. Ales Bialiatski and quash the decisions regarding this additional fine as well as the previous one; guarantee in all circumstances the physical and psychological integrity of Mr. Ales Bialiatski; and conform to the provisions of the UN Declaration on Human Rights Defenders, adopted by the General Assembly of the United Nations on December 9, 1998 as well as international human rights standards and international instruments ratified by Belarus.

Best wishes,
(あなたのお名前)

参考情報

・Fidhのキャンペーンサイト"Free Ales Bialiatski !"
http://freeales.fidh.net/

・ベラルーシの拘禁施設における人権状況に関するfidhの報告書
"Conditions of Detention in the Republic of Belarus"
http://www.fidh.org/IMG//pdf/Belarus500ang2008.pdf

・fidhの報告書「ベラルーシ2010年大統領選挙後の市民的及び政治的権利の制約について」
http://www.fidh.org/Restrictions-on-the-Political-and

・Human Rights Center “VIASNA”
http://spring96.org/en

ページのトップへ